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2019年12月13日

Events

CYDAS PREMIUM USER SUMMIT 2019 開催レポート 〜サミット編〜

2019年9月19日、京都大原の芹生にて、「CYDAS PREMIUM USER SUMMIT」を実施いたしました。昨年から行われたPREMIUM USER SUMMIT 準備キャンプから大幅に規模をアップし、今年は21社34名のユーザー様にご参加いただきました!

今回の記事は、“サミット編”と言うことで、実際のサミットの中身について一部ご紹介!

サミットの様子を、マーケティングデザインチームのマーケター、神田がお送りします。

オープニング

13:30ごろ

受付開始。受付でドキドキしながら待つスタッフ陣。CTO自ら受付に立ちます。

 

13:45ごろ

送迎バスでお見えになったユーザー様が続々と集まり、いよいよサミットの開始です。

まずは司会の挨拶から始まります。


今回、僭越ながら司会は神田がつとめさせていただきました!
しょっぱなから噛んでしまい、ユーザー様以上に私が緊張していたみたいです。(顔が引きつっている)


松田より代表挨拶。せっかくスーツを持ってきたのに、
運営スタッフから「白いサイダスTシャツで」と指定され、少ししょんぼり。

ユーザー様も自己紹介。

今回のサミットは、東は東京、西は大分から、様々な業種業態のユーザー様がいらっしゃいました。


お一人ずつ、簡単な自己紹介をしていただきました。

皆様初めましてなので、最初は緊張した面持ちです。

ユーザーボイス① きらぼし銀行様


早速最初のセッションです。登壇者はきらぼし銀行の吉田さんと山本さんです。
まずは自社の紹介から始まります。(似顔絵、似てる?)

きらぼし銀行 吉田さん

いつもとても陽気な吉田さんも、トップバッターは少し緊張の面持ち…?

きらぼし銀行さんは東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京の3つの銀行が合併してできた会社で、
社員数は約3,000人。半年前からサイダスのサービスを導入していただいています。

銀行らしくない特徴的な社名は、社内の公募で決まったもので、
営業さんが電話でお客様に社名を名乗ると、オレオレ詐欺と間違われるそうです。(笑)

そんなきらぼし銀行様がサイダスの導入を考えたのは、合併後のタイミングだったそうです。

合併したこともあり、どんな社員がいるかもわからなければ、
同じチーム内でも違う銀行から来た人がいたりと…
まずは社員の見える化からコミュニケーションの活性化が必要だったそうです。

多種多様なメンバーがいる中で、
まずは“きらぼし銀行”として1つの体制を築くことが急務だったんですね。

ちなみにきらぼし銀行さんの社内では、サイダスのシステムは
“スターボックス”という名前で使われているようです。(これも社員公募)

なんだかコーヒーが飲みたくなるようなネーミング…

おしゃれで格好いいです!

ただの機械やシステムではなく、こうやって社員全員に
愛着を持って使ってもらえているのは、嬉しいですね〜

今回は、コミュニケーション活性化のための取り組みにフォーカスしてお話ししてくださいました。

きらぼし銀行 山本さん

“チャンネル機能”を使って縦横斜めのつながりを作り、
特に役員の人間性や日常が見えにくかったのが改善されたそうです。

それだけではなく、支店やチーム内で相互理解を深めるために、
“ジョハリの窓”という考え方を参考にしながら、
適性検査結果を活用したワークショップをしているそうです。

(※“ジョハリの窓”とは自分をどのように公開したり隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方です。)

他人から見られている自分と、自分が思っている自分自信の印象のギャップを確認したり、
支店メンバー同士の相性診断の結果を、メンバー内でオープンにして議論するそうです。

適性検査の客観的な結果をきっかけにするので、
相手に率直に意見を言ったり、自分のことを素直に振り返ることができそうですよね。
もし私がやったら声が大きくてうるさいとか言われそう。(笑)

実際、きらぼし銀行さんの支店でやると、すごく盛り上がるそうですよ!

事前アンケート結果発表&パネルディスカッション

次のセッションは、今回サミットに参加してくださったユーザー様全員に事前アンケートをとり、
その結果発表とともに登壇者3者様でパネルディスカッションをしました。


登壇してくださったのは、左からきらぼし銀行 吉田さん、シミックホールディングス 藤崎さん、セガホールディングス 芝﨑さんです。

導入目的に関する質問

まずは、導入目的に関するアンケート結果についてお話していただきました。


導入目的で多かったのは“スキルの可視化” ”人材配置の最適化” ”MBO/評価”でした。

やはり、皆さんこのあたりが多いようですね…


吉田さん:
「ITスキルや語学スキルを持っている人は抽出しやすいけど、マネジメントスキルは見える?」

資格や技術・語学スキルのように、明確になりにくいのがマネジメントスキル。確かに見える化をするのは、少し難しく思えますね…

そんな疑問に、藤崎さんからはこんな回答が。


藤崎さん:
「自分たちで独自の定義付けをして、適性検査結果をもとに抽出しています。今後はモデル人材なども定義していきたいな。」

なるほど!企業によって必要なマネジメントスキルが違うため、それぞれが基準を編み出していく必要があるんですね。わたしもモデル人材の定義には大賛成です!


また、芝﨑さんからはこんな回答も。

芝﨑さん:
「適性検査結果と自己分析や業務経験などのデータも、一緒に登録して見える化しています。例えば10年以上マネジメント経験したことがある人…など。」

さすが、長きに渡り弊社製品を導入していただいている企業様ならではの、使いこなし感!様々な情報を登録して見える化しておけば、人材情報を多角的に見ることができますね。

サイダスのサービスに関する質問

サイダスのサービスに対する印象を、使う前と使った後でそれぞれ聞いてみました。


今回いただいた中では、「サポートが丁寧」というお声を多くいただきました!サポートチームに伝えたところ、歓喜していました。


藤崎さん:
「実際、サポートは丁寧だよね。あとはユーザーとの意見交換をしようというスタンスであることが素晴らしい。」

ありがとうございます!これからもサポートチームも含め、サイダスのみんなでサービス・サポートの向上を目指していきたいです!

質疑応答

次のセッションは、質疑応答のコーナーです

実は、今回のサミットはこの質問回答コーナーで新しい試みを導入しました!

リアルタイムで質問を募集できる「slido」です!ここまで話を色々聞きながら、すでにたくさん質問が飛んできています。

slidoは、他の人がした質問も観覧できて、「あっ!それわたしも聞きたかったんだ!」という質問があった時に役立つ「いいね!」機能がついています。「いいね!」を押すと、人気の質問として画面上部に並びます。今回は、会場の皆さんが気になっているホットな質問にご回答いただきました。

 

Q.導入したはいいものの、しっかりと活用できていない。どうしていますか?

セガ芝﨑さん:
「導入目的をしっかりと持ち、忘れないこと。上司に言われてとりあえず導入してみた、では続けることが難しくなります。」

シミック藤崎さん:
「データ結果などはすぐに上層部に伝える。会社の現状を上層部と共有することで、経営戦略に生かされ、結果的に社員が幸せになる。」

”上司だけ”とか”人事だけ”やる気になっててもタレントマネジメントシステムは活用が難しいです。経営層も社員も全員、巻き込むからこそ、良い方向に向かっていきます。犬を飼ってもお母さんしか世話しなくなると良くないよ!みんなで楽しんで可愛がらなきゃね!!(ちょっと違う)

全部をご紹介できないのが残念!その他にも、答えきれないくらいたくさんの質問をされていました。
人事同士だからこそ、分かる悩みも多いんだろうなぁ〜…

ユーザーボイス② シミックホールディングス様

次のセッションはシミックの藤崎さんが登壇されました。

シミックさんは導入3年目のベテランユーザー様で、
「社員の成長こそが会社の成長」というビジョンをもとに、まずは社員の見える化から始まり、現在では各社員のスキルなどを数値化まで少しずつ実現されています。
それ以外にも社員証の廃止をしたり、RPAプロジェクトが開始されたり、社員の働きやすい環境に対する取り組みも積極的に行われています。


藤崎さん:
「人事がしっかりと経営目線を持ち、エグゼクティブの求めるデータや情報を出していくこと。そのためのツールがサイダスだった。」

また、導入後の良い例として、こんなお話もしてくださいました。

藤崎さん:
「ES調査(従業員満足度調査)の回答率が、サイダス導入前は50%程度だったのが導入後は97%まで引き上がったんです。97%ということは、ほとんど事実に近い情報が上がってくる。そうすると、人事も次の手が打ちやすくなる。攻めの人事ができるようになる、ということです。」

きらぼし銀行さん同様、製品に“CAMPUS(キャンパス)”という愛称をつけているシミックさん。親しみやすさも相まって、よりリアルなデータ収集に成功したんですね。

質問コーナーでも聞きたいという声が多かった「退職リスクの抑制」についてのお話もされていました。


藤崎さん:
「ハイヤリングミスの軽減や、パフォーマンスの監視をすることで退職リスクを抑えていますが、まだまだ最適な解決策はないので難しい問題です。」

サイダスセッション

最後は、我らが代表の松田と、CTO吉田によるトークセッションでした。


CTO吉田より、1on1の重要性について、自身の経験も踏まえた話から始まりました。


吉田:
「初めて部下と1on1をして気づいたのは、普段の会議では聞けないような話が聞けるので、踏み込んだ話ができる。ちょっとした問題もその場で解決することで、大ごとになることを未然に防ぐことができる。」

日頃から1on1をとても大切にしている吉田ならではの話が色々と聞けました。

そして話題は、サイダス内での人事課題に対する取り組みの話から、新しいサービスの話へ。


松田:
「今までは“分析”を自分でしなきゃいけなかったが、それをシステム側から自動で表示できるようにする。他にも新しい機能を考えています。」

人事の方のお悩みで多いのは「分析の仕方がわからない、そもそも課題の発見ができないことが課題」と言った声もよくいただきます。そう言ったことを解決できるようサービス開発を進めています。

また、実際にユーザー様から上がっていたサイダスのサービスに対する要望についても触れていました。


吉田:
「要望で上がっていた、ダイナミックな操作に対しては(データが消える危険性があるので)警告を何回か出すよう改修します。こういった意見はすごくありがたいです。」

実際に使っているユーザー様だからこそ気がつく改善点や要望を、直接サイダスの経営層や開発責任者に伝えられるのもこの会の良いところです。

開発責任者である吉田は、物足りなそうな顔でしきりに「ユーザー様の声を聞くのが楽しすぎて、ずっと聞いていたい」と言ってました。(タイムキーパーの私はヒヤヒヤでしたが…)


計3時間、普段は聞けない他社の人事施策の声が聞けたり、
人事の現場の未来について真剣にディスカッションしたりととっても濃い時間でした。


長時間にも関わらず、参加していただいた皆さんは最後までとても真剣な面持ちで話を聞いていました。


サイダススタッフもユーザー様の意見をしっかりと聞いています。

(左から営業部責任者の猪俣、営業部新卒の松本、導入チームのももちゃん。)

サイダスとしてもこれからどうあるべきか、サービス開発にどう活かしていくかなど、
参考になる意見がたくさんあり、有意義な時間になりました。

サービス開発はユーザーの声ありき。
ユーザー様の声や反応がいつも真実だと思っています。

これからもこう言った会は継続してやっていきたいと思いました!
(大変だったけど企画運営&司会をしてよかった!達成感!)


次回は懇親会編です。お楽しみに〜!

2019年12月13日

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