異業種コラボレーション!静岡銀行からの出向メンバー・インタビュー!

2021/10/07

サイダスには、サービスをご導入いただいている企業や、お世話になっている企業から「出向」という形でジョインするメンバーがいます。今年は、静岡銀行さんから2名の出向メンバーがジョインし、サイダス内に新しい風が吹いたように思います。今回のインタビューは、静岡銀行からの出向メンバーおふたりに話を伺いました。

今回インタビューを受けていただく刑部さん(左)と小林さん(右)

ー今日はよろしくお願いします!
先日、静岡銀行公式キャラクター『ウォレットくん』のTwitterアカウントを拝見したのですが、ABCクッキング様と共同でオンラインのクッキングセミナーを開催されていましたね!
とてもほっこりしました。こういったセミナーは普段から開催しているんですか?

刑部:
毎月、行員の家族を巻き込んだイベントや著名な方を招いてのセミナーを複数回開催しています。今はオンラインが主ですが、以前は沼津や浜松、本部に会場があって、定員を設けてリアルイベントを開催していました。
最近では、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんやバトミントン選手の潮田玲子さんをお招きしたりと様々な分野の第一線で活躍されている方のお話しを聞いて自分のキャリアや働き方を見つめ直す機会にしています!
その都度、テーマも全然違うのでとっても面白いですし勉強になります!

ー銀行の枠にとらわれないセミナーを多く開催しているんですね、地銀の取り組みとしてはとても珍しいように思います。サイダスはITベンチャーの企業なので、銀行や金融業界からは少し遠いような印象があるのですが、今回どういった経緯でサイダスへの出向が決まったんですか?

刑部:
静岡銀行にはマイキャリア・デザイン制度というものがありまして、外部の金融機関や地域の事業会社、サイダスのような異業種企業などへの出向を公募しています。自分のキャリアの中でやりたいことや興味がある人は自主的に応募します。 「今このタイミングならこれにチャレンジしたい」「自分のキャリアを考えてこの知識を習得したい」と、自分の意思で応募する形式なので、全部自分次第です。

ーキャリア開発を兼ねた出向制度とは、革新的ですね。同じ金融業界ではなく、あえて全く違う業種にチャレンジすることを斡旋するような制度ということがわかりますが、兼業と出向の違いは何でしょうか?

小林:
兼業制度は今年から始まった新しい制度なんです。週4日は銀行で通常の業務に就いて、残り1日を兼業先の会社に出勤することになります。僕が応募した時は、募集段階では兼業先が県内か県外かもわからないくらいだったんですが、一度、銀行以外の業界を見てみたいという気持ちがあって応募しました。ですから、今は毎週金曜日にサイダスで勤務している状態ですね。
出向にしなかった理由としては、銀行外のことを知りたい、経験したい思いもありつつ、銀行の中のことが全くわからなくなってしまう心配があったからです。兼業であれば銀行の業務と兼業先の業務でそれぞれ良い影響を及ぼし合いながら働くことができるかなと。
応募した時は静岡県内の企業で、今勤めている支店から通えるところに行くのかな?と思っていたので、まさか東京の会社で、テレワークでの兼業になるとは全く思っていなかったですね(笑)

刑部:
ここ最近は、金融業界と異なる分野や静岡県内のお客様のところに出向させていただき半年〜1年間出向先の一員として働くといった「外の視点を取り入れるための制度」がどんどんできています。
これまでの出向制度は金融業界を中心に専門知識を身に付け活躍するという目的がほとんどでした。しかし、今回の制度は色んな業種の方と触れ合うことで金融業界にはない感覚や考え方を知ることに重きを置いている印象です。
他業界の働き方を知ることで銀行に活かせることもありますし、これまでの自分の感覚や先入観を見直す良い機会となっています。自分の会社を外から見て気づいたこともたくさんあります。

ー専門性を高めることも大切ですが、違う業界に入ってみて、視野を広げることも重要ですよね。キャリア開発という軸から銀行を変えていこうという姿勢が伺えます。以前、マネーフォワードと共同でアプリの開発を行なったという記事を拝読しました。出向・兼業制度も含め、銀行としてはかなりチャレンジングな取り組みをたくさん実施している印象です。

刑部:
そうですね、ここ最近は僕ら銀行内の人も戸惑うくらいあらゆる分野で変化が起こっています。
働き方・服装・業務効率・コミュニケーションとこれまで当たり前の様に行っていたルールを根本から見直し、より働きやすい環境になっていることを日々感じてます。
それに伴って今までなかったような部署ができたり、外部の方が入って来られたというのが変化の推進力かもしれません。外の立場から見て「こうした方がいいよね」というアドバイスをいただく機会が増えたり、銀行内でも3つのバリューを合言葉にやってみよういう風土の変化を感じています。

ー静岡銀行さんが、変化や新しさを追い求める背景にはどんなものがあるのでしょうか?

小林:
銀行は新卒採用で入社する人がほとんどですし、全員が同じようなルートでキャリアを進めていくので、思考や考え方が無意識のうちに同じような方向に流れてしまいます。
しかし、時代の変化に伴って銀行に求められるものが変化するのは当然ですから、意識的に新しい思想を取り入れることで今の時代にあった銀行のあり方を模索する必要があります。出向や兼業は、今まで触れ合ったことのない方々との人脈を広げることができる、良い制度だなと日々実感しています。
それ以外にも行内に多様性をもたらすための人事施策は色々生まれてきていますね。中途採用が増えたり、スポーツをやりながら仕事をする方だったり、高卒採用の復活だったり。

刑部:
金融業界は新卒も多くキャリアが偏りやすいため自然と思考が似てくると思います。
効率化出来そうなことでも「今までこうだったから…」と先入観でガードをかけてしまっている部分もあると思います。だからこそ銀行を外から見たり、他業界や他分野を知ることでこれまでの当たり前に疑問を持つ必要があるんだと思います。

ー歴史ある業界だからこその壁とも言えますね。これまで培って来た文化を尊重しながらも、変化を生み出すためには、一人ひとりの感覚や考え方にも変化が必要なのかもしれませんね。

最後にこれからの銀行の変化についてお二人の考えをお聞きしたいです。

刑部:
銀行は、まだまだ独自のルールや考え方が多い業界ですし、銀行の人が持っている常識が外では適用されないこともあります。銀行は人数としてはとても多いですが、新卒で入社してから走るルートはほとんど同じなので、働いている人の経験のバリエーションは、サイダスさんの方が圧倒的に多いように思います。
これからの銀行も多様性が求められていく中で、多くの考え方や意見を尊重し柔軟に変化していくことが必要になると思います。サイダスさんで多くのことを吸収して銀行業務に活かせることを見つけていきたいです!

小林:
この一年で、インフラの整備の面でも色々変わってきています。出向しているメンバーは、戻ったらかなり驚くと思いますよ。人事制度も変われば、使ってるPCも変わったんです。
今支給されているPCは、最初からChromeが入ってて、すぐにインターネットに繋げられるようになっています。当たり前に思われるかもしれませんが、今まではインターネットに接続できるPCは支店に一つ。全員が使えるわけではなかったんですね。しかし、今は支店に勤める人でも週に1回は必ず在宅勤務をしようという流れになってきていて、持ち出すPCには支店で使うシステムと同じものが入っています。だから在宅でも支店と同じようなスタイルで働くことができるんです。
電話ではなくチャットを使う文化にも少しずつなってきているし、これから銀行も色んなものがネット上で完結できるんじゃないかと思います。そのうち、印鑑も使わなくなるかもしれないですね。

刑部さん、小林さん、本日はありがとうございました!